Stable Diffusionのローカルに適したマウスコンピューターのパソコンは?

個人的にマウスコンピューター推しなので、今回はマウスコンピューターのパソコンについてまとめて行きます。

なぜマウスコンピューターがおすすめなのかは、国内ブランドというのと、24時間電話サポートがあるということです。

マウスコンピューターのパソコンは6台くらい持ってますが、未だ壊れたことは一度もありません。

仕事などに使っておりましたが、今回はAIに使うので、初めてGPUが必要となるパソコンを購入することになりました。

マウスコンピューター製のパソコンでもやはりGPU搭載と非GPUのパソコンがあるので、GPU搭載パソコンについて書いて行きます。

Stable Diffusion対応のパソコンのスペック

まず、Stable Diffusionの動作環境について見て行きましょう。

動作環境に関しては特に公式には公表されてないようで、ネットの皆さまの経験の情報から得るしかないようです。

例えば以下のサイト様なとが参考になりました。

BLOG CAKE
ざっとまとめると、以下のスペックになります。

  • デスクトップPC
  • Windows10以上の64bit版
  • 16GB以上のメモリ
  • 80GB以上のSSD
  • Intel Core-i シリーズ・AMD RyzenシリーズのCPU
  • NVDIA製 12GB以上のGPU

デスクトップPCは、単純にノートパソコンより基本的にスペックが高いのと耐久性に強いので推奨されるでしょう。

Windowsは新しい方がいいのでしょうが、Windows10以上で大丈夫なようです。

HDDではなくSSDが必要とされています。
マウスコンピューター製のGPU搭載の大体のパソコンは500GB以上あるのでそこは安心です。

メモリは16GB以上が推奨となっています。

CPUは、そこまで問われないと言った記事もありますが、Intel Core-i シリーズ・AMD Ryzenシリーズが良いとのことですが、IntelであればCore-i5以上が推奨とされています。

GPUとは

通常のパソコンでは必要のなかったGPU。
特に Stable DiffusionのAI画像生成では必ず必要となってきます。

GPUはGraphics Processing Unitの略で、Stable DiffusionのAI生成では、12GB以上が必要とされています。

グラフィックボード

CPUの基盤であるマザーボードに対して、GPUの基盤はグラフィックボードと言います。

略して「グラボ」とよく言われていますので、頭に入れておきましょう。

NVIDIAとは

NVIDIAは1993年に米国で設立された大手半導体メーカーで、 GPUの業界最大手の一つとして知られています。

GeForceとは

Stable Diffusion対応のパソコンを調べていると、GeForceという単語によく出くわします。

GeForceとは、アメリカの半導体メーカーNVIDIA社の商品の一つで、画像処理に特化した半導体チップであるGPU製品のブランド名です。

なので、パソコンにGeForceとあればGPU搭載のパソコンということになりますので、一つの目安になります。

GTXやRTXといったシリーズがあり、RTXが2023年現在最新のシリーズとなっています。

VRAM(ビデオメモリ)とは

VRAMとは、GPUに搭載されるメモリのことです。

ビデオメモリとも言います。

Stable Diffusionの場合は、最低12GBのVRAMが必要となっています。

GeForceの12GB以上のVRAMは、RTXシリーズであれば「RTX3060」などの製品となります

他のVRAM、例えば「RTX 3060 Ti」や「RTX 3070」「RTX 3050」だとVRAMが8GBとなるので注意が必要です。

マウスコンピューター製GPUパソコン

さて、ではマウスコンピューター製のパソコンについてです。

マウスコンピューターのPCブランド

マウスコンピューター製のパソコンブランドは、2023年現在、以下のものがあります。

  • mouse
  • G-Tune
  • DAIV
  • mousePro

があります。

この中で、
  • mouseは一般用
  • G-Tuneはゲーミング用
  • DAIVはクリエイター用
  • mouseProはビジネス用
となり、Stable Diffusionを使用するにはGPUが必要なので、一般用向けであるmouse以外の選択肢となります。

ただmouseProもGPUは搭載されている製品は多いですが、サーバーなど業務用向けパソコンになっており、選ぶとすれば
  • G-Tune
  • DAIV
の2択となるでしょう。

Stable DiffusionAI画像生成などでのマウスコンピューター製パソコンだと、よくネットではG-Tuneが上がってますが、その2ブランドは、それぞれ
  • ゲーミング用
  • クリエイター用
の違いだけで、決定的な違いが見受けられません。

そこでサービスセンターに聞いたところ、G-Tuneはゲーマーさんが好きそうなデザインになっていてゲーム用にデスクトップPCもWI-FIが対応しているという違いくらいで、あとはほぼ違いはない、との回答でした。

ただ人気なのはG-Tuneで、その分価格もリーズナブルに手に入りやすいとのことでした。

となると、G-Tuneが候補ですね。

G-Tuneのシリーズ

G-Tuneがおすすめと分かったので、G-Tuneについて書いていこうと思います。

実は、G-Tuneの中でも、更にシリーズがあります。

  • PGシリーズ(デスクトップ)
  • DGシリーズ(デスクトップ)
  • FZシリーズ(デスクトップ)
  • Wシリーズ(ノートパソコン)

PGシリーズ

ミニタワー
幅178mm×奥行き395mm×高さ330mmのコンパクトなサイズとなっています。

持ち運びに便利
ハンドル付きで、イベント会場などにパソコンを持ち運びしやすい大きさとなっています。

強力な冷却性能
ゲームに使用する大量のデータ転送などに対応するため、強力な冷却性能が装備されています。

DGシリーズ

ミニタワー
デスクトップの中でもコンパクトなサイズになっています。

VRに最適
VRで活用の多いHDMI端子をフロントに設置しています。

効率的なエアフロー
自然な空気の流れを利用した高効率エアフローを実現しています。

FZシリーズ

フルタワー
デスクトップパソコンの中でも大きめのサイズとなっています。

そのため価格は他のシリーズより高めです。

ガラスアルミデザイン
熱処理で耐圧強度を高めたダーククロム強化ガラスのデザインです。

優れた冷却装置
120mm の大型リアファンや、効率的なエアフローが組み込まれています。

G-Tuneの製品ラインナップ

では、マウスコンピューター製のパソコンの、RTXのVRAMが12GB以上の製品をいくつか挙げていきましょう。

上記のシリーズ比較だと、コストパフォーマンスがいいのは、
  • PGシリーズ
  • DGシリーズ
というのが分かりました。

その2シリーズのStable Diffusionに適したマウスコンピューターの製品をまとめていきます。

製品名の見方は、メーカーに聞いたわけではありませんが、例えば以下のPGシリーズの「I5G60」であれば、
  • I5は、Core-iのi5(A5であればAMD Ryzen 5)
  • G60は、GeForceの「G」と3060の下二桁
のようです。

PGシリーズ

G-Tune PG-I5G60
価格 204,800円
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-13400F プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 3060
ビデオメモリ GDDR6 12GB
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
スロット数/最大容量/メモリ形状 2 (空き×0) / 最大64GB (32GB×2) / DIMM
M.2 SSD 512GB (NVMe)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵

G-Tune PG-I7G60
価格 239,800円
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i7-13700F プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 3060
ビデオメモリ GDDR6 12GB
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
スロット数/最大容量/メモリ形状 2 (空き×0) / 最大64GB (32GB×2) / DIMM
M.2 SSD 512GB (NVMe)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵

DGシリーズ

G-Tune DG-A5G60
価格 179,800円
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 5 4500 プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 3060
ビデオメモリ GDDR6 12GB
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
スロット数/最大容量/メモリ形状 4 (空き×2) / 最大64GB (16GB×4) / DIMM
M.2 SSD 512GB (NVMe)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵

G-Tune DG-A7G60
価格 204,800円
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 7 5700X プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 3060
ビデオメモリ GDDR6 12GB
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
スロット数/最大容量/メモリ形状 4 (空き×2) / 最大64GB (16GB×4) / DIMM
M.2 SSD 512GB (NVMe)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵

G-Tune DG-I5G60
価格 214,800円
OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-13400F プロセッサー
グラフィックス GeForce RTX™ 3060
ビデオメモリ GDDR6 12GB
メモリ標準容量 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル)
スロット数/最大容量/メモリ形状 2 (空き×0) / 最大64GB (32GB×2) / DIMM
M.2 SSD 500GB (NVMe Gen4×4)
無線 Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵

Intel CoreとAMD Ryzenの違い

そこで気になるのが、Intel CoreとAMD Ryzenの違いです。

パソコンの性能のイメージとして、Core-i 〇〇が付くと、なんかカッコいいイメージがあり、IntelのCoreの方が性能がいいイメージがありますが、果たしてAMD Ryzenでもいいのでしょうか。

IntelのCore-iシリーズがリリースされたのは2006年、そしてAMDのRyzenシリーズがリリースされたのは2017年です。

リリース年だけ見てみてもIntel Core-iの方がだいぶ長いので、やはりIntel Core-iの方がよく耳にしているわけですね。

ただ、AMD Ryzenも悪いと言ったわけではなく、仕様の違いや使い方の違いのようです。

Intel Core-iは、ゲームなどに向いているようです。

対してAMD Ryzenは、動画編集やAI処理、クリエイティブ関連に向いているとのこと。

あとはAMD Ryzenの方がコスパがいいみたいですね。

とはいえ、それは同時期にリリースされたもの同士の比較で、時期が違うとCore-iの方が性能が良かったり、Ryzenの方が性能が良かったりします。

ただAI画像処理に関しては、CPUではなくGPUが使われるので、冒頭でも書いたようにCPUはあまりこだわらなくても良いようです。

Stable Diffusionの動作環境で一番安いパソコンは?

上記に挙げた、マウスコンピューターのパソコン製品のラインナップを見ても、Intel Coreが装備されている製品の方が価格が高い傾向がありますね。

そう考えると、「G-Tune DG-A5G60」が一番お手頃ではありますね。

あと、マウスコンピューターでは「スターターキット」というゲームコントローラーなどがセットになったのがありますが、AI画像処理のみでゲームはしないのであれば、特に必要はないでしょう。

そうなると、保証は出来かねますが、おそらくマウスコンピューター製のパソコンでStable Diffusionを快適にローカルで動かすには、178,000円から可能ということでしょう。

マウスコンピューターのパソコンの買い方

店頭に行ってみる

一度実物を見たかったので、初めてマウスコンピューターのお店に行きました。

そこで分かったことを書き留めておきます。

Webサイトに掲載されてない製品が色々ある

まずマウスコンピューターのお店に行った方が、公式Webサイトにはないパソコンが見れる、ということです。

どんなパソコンかというと、
  • 売れ残っている前の型
  • アウトレット商品
などです。

正直お得なパソコンもありました。

店頭購入の方がお得

店頭販売がどれくらいお得だったかというと、状況にもよると思いますが、1000〜30000円くらいでした。

主にCPUやメモリやSSD容量の違いでした。

あとはG-Tuneの透明ケースが、Web販売では4000円くらいかかりますが、店頭購入では無料で可能とのことでした。

カッコいい透明ケースにしたい人には店頭購入はお得ですね。

新しい発見

店頭では実物の大きさがわかる
G-Tuneの実物の大きさが分かりました。

ミニタワーとかいうシリーズがありますが、結構小さいのかなと想像してましたが、普通のデスクトップパソコンくらいの大きさはありました

あとそれに対してフルタワーは、ミニタワーよりも大きいので更に大きかったです。

ただ、思ってたよりミニタワーとフルタワーの大きさの差はなかったです。

水冷タイプのパソコン
あとは「水冷」というものを初めて見ました。

ゲーミングパソコンなど高負荷なパソコンだと、風冷だと間に合わないらしく、水で冷やすパソコンが主流とのことです。

ただし、水冷だともちろん水が必要ですが、自分で入れるのではなく、最初から入っているらしく、そしてそれは4〜5年くらいで交換が必要で、更に自分で交換するのは難しいらしく修理に出さないといけないらしいです。

そして水冷の交換費用が1、2万ほどかかるとのことです。

ネットで調べてみても、なかなか評価は微妙らしいですね。

水冷は避けた方がいいかもしれません。

店頭購入のセールの適用について

書いておきたいことが、
店頭で買ってもWeb販売セールは適用されるということです。

でもこれはわざわざ店頭まで足を運んでるので逆に適用されなかったら悲しいですね!

あとは、店頭販売でも発送は可能ですし、Webと同じように、送料無料ということです。

意外にStable Diffusionで使う人は少ない

マウスコンピューターの店頭に行ってビックリしたことは、意外にもStabldm Diffusionで使おうとする人が少なかったことです。

多くの人がゲームやクリエイティブのために買いに来るらしく、AIStable Diffusionはほとんど聞かないとのこと。

そもそも、話しかけてくれた担当の方にStable Diffusionに使いたいのですが…と聞いたら、Stable Diffusionのことを知りませんでした

ちなみに、サポートセンターに電話した際もご存知なかったようでした。

まだまだStable Diffusion自体が少数派で、現状マニアな人しか使ってないのかな…

イメージとしたら、「AI学習やStable Diffusionで使いたいんですが…」と言ったら、「あ、Stable Diffusionですね!そしたらこちらが人気ですよ!」とすぐ案内してくれると予想してましたが、意外でした…(笑)

ジャックスローンも可能

2023年現在、購入に関しては、カードを持ってなくてもジャックスでのローンが可能です。

もちろん審査はありますが、36回払いまで金利無しで分割払いができます。

ただし、頭金設定は出来ないようです。

ジャックスについて1
ジャックスについて2





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